【オンライン開催】5/27(土)第16回適正技術フォーラム『水産資源の危機と持続可能な養殖』

                                                                           Chris Caines, Unsplash

今日、世界の海洋環境は、温暖化、酸性化、富栄養化、海洋プラスチックなど、複合的・多重的な問題に直面しており、また、それらと乱獲があいまって、私たちの食を支える水産資源も危機的事態に瀕しています。今回の適正技術フォーラムでは、それらの状況や、問題をもたらしている要因を包括的にとらえ、対処・対策を考えるとともに、水産資源の問題に対する有効な対策のひとつとして持続可能な養殖のあり方について考えます。

【日時】2023年5月27日(土) 14:30~17:15                                                   (オンライン開催⦅Zoom⦆)
※お申込みいただいた方に詳細をお知らせいたします。

【参加費】無料

【定員】70名

【主催】適正技術フォーラム

プログラム

14:30~14:35 オープニング

14:35~15:25 基調講演『深刻化する海の環境問題と水産資源の危機』                                   講師: 井田徹治(共同通信社編集委員)

15:25~16:00 『国内外の養殖の現状と廃水が出ない陸上養殖の可能性                          ~SDGsモデルの構築』                                                                          講師: 山本義久(水産大学校教授)                          16:00~16:05 休憩

16:05~16:30 『開発途上国に適した低コスト・省エネルギー型のアク                          アポニックスシステム』                                                           講師: 多川正(香川高等専門学校教授、ATFJ理事) 

16:30~17:15 パネルディスカッション・質疑                                                モデレーター: 古沢広祐(國學院大學研究開発推進機構客員教授)

講師/モデレーター プロフィール

■井田徹治(いだ てつじ)

共同通信社編集委員。1959年、東京に生まれる。東京大学文学部卒業後、共同通信社に入社。本社科学部記者、ワシントン支局特派員(科学担当)を経て、現職。環境と開発の問題をライフワークとし、多くの国際会議を取材。著書に『追いつめられる海』(岩波科学ライブラリー)、『ウナギ 地球環境を語る魚』、『生物多様性とは何か』、『グリーン経済最前線』(共著)、『霊長類 消えゆく森の番人』(以上、岩波新書)、『鳥学の100年』(平凡社)など。


山本義久(やまもと よしひさ)

水産研究・教育機構 水産大学校 水産流通経営学科 特命教授。1984年東京水産大学(現・東水産研究・教育機構 水産大学校 水産流通経営学科 特命教授。1984年東京水産大学(現・東京海洋大学)修士課程修了。静岡県温水利用研究センター、(社)日本栽培漁業協会を経て、水産研究・教育機構水産大学校水産流通経営学科教授。2023年より現職。海洋科学博士。専門は、閉鎖循環式陸上養殖、栽培漁業、食文化、地域振興。日本栽培漁業協会時代に開始した閉鎖式陸上養殖システム開発の中心的存在として活躍。一方、魚の生産から消費(料理)までのフードシステム全般を体系的に充実させる活動を実施。地域振興の一助として「食のブランド化」を推進している。著書に「循環式陸上養殖 飼育ステージ別〈国内外〉の事例にみる最新技術と産業化」(緑書房、共同監修)、「陸上養殖 事業化・流通に向けた販売戦略・管理技術・飼育実例」(情報機構、共著)、「フグ食の科学」(生物研究社、共著)、「栽培漁業の変遷と技術開発-その成果と展望」(恒星社恒星閣、共著)など。


■多川正(たがわ ただし)

独立行政法人国立高等専門学校機構香川高等専門学校高松キャンパス建設環境工学科教授。香川県出身。長岡技術科学大学大学院工学研究科博士後期課程エネルギー・環境工学専攻修了。博士(工学)。専門は嫌気性廃水処理、嫌気性微生物学。前職では株式会社神鋼環境ソリューションにて民需向け排水処理システムの試験・計画業務に従事。現在ではサツキマスのゼロエミッション型閉鎖循環式陸上養殖システムの開発などを通じて、学生の育成に尽力している。2021年6月よりATFJ理事。


■古沢広祐(ふるさわこうゆう)

國學院大學研究開発推進機構客員教授。(NPO)「環境・持続社会」研究センター代表理事。大阪大学理学部(生物学科)卒業、京都大学大学院農学研究科(農林経済)研究指導認定、農学博士。國學院大學経済学部(経済ネットワーキング学科)教授を定年退職後、客員教授。著書に『食・農・環境とSDGs : 持続可能な社会のトータルビジョン』(農山漁村文化協会)、『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと?』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(NHKブックス)他。


【お申込方法】

〇適正技術フォーラム会員の方

メールタイトルを「第16回適正技術フォーラム参加申し込み(会員)」として、お名前明記の上、info@atfj.jpまでメールでお申込み下さい。

〇一般の方

メールタイトルを「第16回適正技術フォーラム参加申し込み(一般)」として、お名前、ご所属、メールアドレスを明記の上、info@atfj.jpまでメールでお申込み下さい。

※折り返し事務局よりご参加要領をお知らせいたします。

【主催】適正技術フォーラム

【事務局・お問い合わせ】
適正技術フォーラム事務局
〒110-0003
東京都台東区根岸1-5-12 井上ビル
TEL:03-3875-9286 
Email:info@atfj.jp

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