【オンライン開催】9/11(土)第11回適正技術フォーラム「脱炭素社会構築と原発 – 技術選択の適正さを問う-」

脱炭素社会構築が喫緊の課題となっていますが、化石燃料に代わる、二酸化炭素を放出しないエネルギー源として、原発が再び存在感を増していく可能性があります。しかし、原発は、安全対策や廃炉処理等のコストが嵩み、一方で再生可能エネルギーのコストが急速に低下していることから、経済的に見ても優位性を失いつつあります。また、きわめて甚大な事故のリスク、十万年もの長期にわたる隔離・保管を要する放射性廃棄物の発生など、多くの問題をともなうことはいうまでもありません。今回のフォーラムでは、「脱炭素社会構築のための原発」という技術選択の適正さを、経済面ならびに安全面から科学的に検証し、議論します。

【日時】2021年9月11日(土) 14:00-16:30

【会場】オンライン(Zoom)
※お申込みされた方に詳細をお知らせいたします。

【参加費】一般:1,000円(学生:500円)、適正技術フォーラム・APEX会員:無料

【定員】100名

【主催】適正技術フォーラム

【共催】特定非営利活動法人APEX

(このイベントは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。)

プログラム

14:00-14:10  オープニング
         ※〈脱炭素社会構築のための適正な技術選択に関する提言〉(ATFJ-APEX)紹介含む

14:10-15:00 「原発の真のコストを考える」
         龍谷大学政策学部教授 大島堅一氏

15:00-15:50 「原発の『安全性追求』の技術的帰結」
         元東芝 原発設計技術者、原子力市民委員会委員 後藤政志氏

15:50-15:55  休憩

15:55-16:25  パネルディスカッション
         國學院大學研究開発推進機構客員教授 古沢広祐氏

16:25-16:30  閉会

講師/モデレーター プロフィール

■龍谷大学政策学部教授 大島堅一氏(おおしまけんいち)
龍谷大学政策学部教授。環境経済学専攻。原子力発電のコストなど、エネルギー利用にかかわる環境問題をめぐる政策課題を研究。高崎経済大学助教授、立命館大学国際関係学部助教授・教授などを経て、2017年から現職。経済学博士。日本環境会議代表理事、原子力市民委員会座長。著書として『原発のコスト』(岩波書店)、『再生可能エネルギーの政治経済学』(東洋経済新報社)、『原発はやっぱり割に合わない』(東洋経済新報社)など。


■元東芝 原発設計技術者、原子力市民委員会委員 後藤政志氏(ごとうまさし)

元原子炉格納容器設計者。博士(工学)。原子力市民委員会委員。東芝在籍時、原子炉格納容器の設計と圧力と温度に対する強度や耐震強度を研究。福島第一原発事故直後から、原子力プラントの設計技術者として、原子力発電の技術的な問題について発言してきた。星槎大学非常勤講師。現代技術史研究会会員。


■國學院大學研究開発推進機構客員教授 古沢広祐氏(ふるさわこうゆう)

國學院大學 研究開発推進機構 客員教授。(NPO)「環境・持続社会」研究センター代表理事。大阪大学理学部(生物学科)卒業、京都大学大学院農学研究科(農林経済)研究指導認定。農学博士。國學院大學経済学部(経済ネットワーキング学科)教授を定年退職後、客員教授。著書に『食・農・環境とSDGs:持続可能な社会のトータルビジョン』(農山漁村文化協会)、『地球文明ビジョン』(NHKブックス)、『共生時代の食と農』(家の光協会)、『共生社会の論理』(学陽書房)他。


【お申込方法】

〇適正技術フォーラム・APEX会員の方
下記のWEBサイトからお申込みいただくか、下記事務局にe-mailまたはFAXで、お名前とご連絡先を明記の上、お申込み下さい。
https://atfj.jp/activity/forum/forumform/

〇一般の方
下記URLの「チケットを申し込む」よりお申込みください。
https://atfjforum20210911.peatix.com

【事務局・お問い合わせ】
適正技術フォーラム事務局(担当:陽)
〒110-0003
東京都台東区根岸1-5-12 井上ビル
TEL:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306
Email:info@atfj.jp

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