【報告】第5回適正技術フォーラム「開発途上国に適合的な分散型エネルギー供給技術をめぐって-風力、バイオマスエネルギーを中心に-」

 2018年3月2日(土)に第5回適正技術フォーラム「開発途上国に適合的な分散型エネルギー供給技術をめぐって-風力、バイオマスエネルギーを中心にー」が、JICA東京で開催されました。

昨年2月の第1回のテーマが、やはり「分散型エネルギー供給」でしたので、一年をかけてテーマが一巡して、二巡目に入ったことになります。昨年は太陽電池と小水力が中心でしたが、今回
は、風力とバイオマスに焦点を当てました。37名(スタッフ・講師除く)の方々にご参加いただき、アンケートでの満足度も高い会となりました。ご参加いただいた方々、誠にありがとうございました。

 まず、足利大学理事長・特任教授牛山泉氏より、基調講演として「世界の風力エネルギーの現状と今後の飛躍的普及のための適正技術」というタイトルでお話をいただきたました。これからのエネルギー供給の再生可能エネルギーへの転換に当たり、日本での風力発電がいかに大きなポテンシャルを持っているか、またそのために政策がいかに大切か熱く語っていただきました。

 

次に、足利大学教授根本泰行氏より、「エネルギー利用と適正技術に関する一考察~ 最貧国の最新事情を踏まえて~」というご講演がありました。根本氏が実際に取り組まれている例を動画をまじえてわかりやすく説明された上で、「いわゆる適正技術」とは異なる技術についても論じていく必要があるのではないか、という提起をされました。

 

続いて、山本粉炭工業 山本明男氏から、「山仙プール式炭化平炉法による各種バイオマスの粉炭化とアジア地域への適用の展望」のテーマでご講演がありました。山本粉炭工業は約
20数年にもわたる平炉の研究から、「山仙プール式炭化平炉」による炭化技術を確立しました。山仙プール式炭化平炉によって、世界のあらゆるバイオマス資源を活用できるようになるそうで、「枯渇する資源よりも無限大の資源を」というフレーズが印象的でした。

最後に、APEX/ATFJの代表理事である田中直より、「アジア地域に適合的なバイオマスのエネルギー利用技術の開発」というタイトルでAPEXが行っているバイオマスエネルギー事業についてご紹介させていただきました。

  続くグループディスカッションでは、「開発途上国の農村地域で、分散型のエネルギー供給を、現地側と協力しながら持続可能な形で進めようとする際の、適正な技術の選択にかかわる要因をなるべく多くあげ、カテゴリー分けする」「開発途上国で、今後、再生可能エネルギーを画期的に普及させるためにはどうすればいいかを考え、提案する」の2つのテーマを議論をしました。限られた時間ながら、参加者の方々は活発に意見交換をされていました。

終了後の懇親会は、会場が狭く感じるほどたくさんの方にご参加いただき、会話が途絶えない場となりました。

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